外国人の入居について

トラブル
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こんにちは。先月、アパートの空室1部屋に申込みがあったのですが、土壇場でキャンセルになってしまい落ち込んでるたまべいです。

申込みを頂いたのは外国の方で、管理会社さん曰く「技術職で就職先もしっかりしていて、日本語の読み書きや意思の疎通も大丈夫です。」との事だったので、話を進めてもらいました。
しかし審査の途中で連絡が取れなくなってしまったそうで、申込みはキャンセルとして新たに募集を始めることになりました。

もう何年も前から日本中で観光客だけでなく、就労している外国人が増えている印象ですが、賃貸経営においても外国人の存在は無視出来ない状況になってきており、以前と比べて受け入れ態勢も整ってきています。

実際に私の物件でも外国人が入居されている部屋がありますが、特に問題なく運営出来ています。

ですが、多くの大家さんがトラブルを嫌って外国人の入居をためらうと聞きます。

私も今回の一件もあり、お国柄も風習も違う外国人を受け入れていくことの問題点と対応策(メリット・デメリット)を調べてみました。

メリット

入居率が改善される

日本人入居者に敬遠されがちな築古物件や3点ユニットバス物件ですが気にしない方も多いです。

デメリット(トラブルの原因)

生活習慣の違い
ゴミ捨て

各自治体で細かく分別ルールがあり、日本人でも間違えてしまうくらいですね。

これは説明して理解してもらうしかないのですが、曜日だけでなく時間を守ることも重要です(例えば朝8時以降に出すとか)。

騒音

夜遅くまで友人と騒いだりとか大音量で音楽を聴くとかは、普通の日本人なら当たり前に控えますが、こうした習慣も契約時に例えば21時までとか決めて説明するのが良いそうです。

その他

部屋で土足で生活したり、流し台に油や小さい生ごみを捨てる人もいるので、これらも契約時に説明が必要です。

言語、コミュニケーションの問題

日本語がペラペラの外国人は少ないと思われますし、英語や外国語が堪能な管理会社社員も少ないかと思いますが、最近は外国人対応可の管理会社も増えてきています。

就業先や保証人(緊急連絡先)と連携が取れれば良いですね。

商習慣の違い

契約時の礼金・敷金、更新時の更新手数料など馴染みがない国の方も多いかと思いますが、部屋を賃貸する際にデポジットを取る国もあるので、契約時にきちんと説明すれば大丈夫かと思います。

家賃滞納のリスク

外国人就業者や留学生は収入が安定していないこともあり、家賃滞納や無断で帰国されてしまうリスクがあります。

契約時と入居者が異なることも

たまに聞くのは、契約した入居者が転貸して違う方が入居しているケースや、1人のはずが何人も入居していたりするケースもあるようです。

対応策

外国人入居者に慣れた管理会社に任せ、外国人向けの保証会社をつけること。

それと合わせて、就業先や留学先の学校もしくは日本国籍の方に保証人や緊急連絡先になってもらいましょう。

現在、私の物件で外国人が入居がしている部屋は就業先の会社法人と契約しており、お家賃も会社から振り込まれるようになっています。

以前に別の外国人から入居の申し込みがあり、保証会社の審査にかけたのですが、日本国籍の保証人が立てられないということで審査が通らなかったケースがありました。

この方は転職したばかりで収入が不安定だったのも、保証会社の心象を悪くしたのかもしれませんが。

私は基本的には客付は管理会社さんに任せ、保証会社の審査が通れば入居を受け入れています。

逆に保証会社の審査に通らない方は見送っています。

管理会社さんには、外国人に限らずですが、ちょっと問題ありそうだなって違和感を覚えた人の入居は避けて下さいとお伝えしています。

実際に管理をして下さるのは管理会社の方々なのですし、他の入居者の方々にもし迷惑が掛かるようなことがあれば悔やまれますから。

問題のありそうな入居者は後々トラブルになりかねないので、空室の方がまだ良いと思います。

契約時にきちんと説明すること

管理会社によっては、多言語で生活ルールを記した案内を配布している所もあります。

日本人のように「いちいち言わなくてもわかる」とか「周りを察して合わせるだろう」という事を期待してはいけません。

私がお願いしている管理会社は、具体的に「こういう事はダメです」とか「ゴミだしは朝〇時です」とかと契約書に明記して説明して署名してもらっているとの事です。

まとめ

就業者や技能実習生、留学生等の在留外国人が増えている現状があります(2020年はコロナ禍で出入国が制限されていますが)。

賃貸住宅の空室増も問題になっていますし、私も含めて賃貸経営の安定を図って行く為にも外国人の入居も受け入れて行かなくてはならないかと思っています。

リスクもありますが、対応策を参考に最小限に抑えていければと考えています。

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