高齢者の入居について

不動産
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こんにちは、主婦大家のたまべいです。

高齢者が賃貸住宅への入居を希望する場合、入居を断られるケースは多いです。

大家側からすると、孤独死などのリスクがあるので嫌がられるのでしょう。

ご子息等の身内からしっかりと連帯保証が取れたり、親族が近所に住んでいる等の安心材料がないと、契約は厳しい傾向にあります。

しかし、親族や身寄りのいない、いわゆる単身の高齢者世帯は増えていますし、今後も増えていくでしょう。

東京都が発表している世帯数の予測によると、都の世帯数は緩やかに減っていきますが、単身の世帯数は増えて行くようです。

住宅を貸す側にしても、空室解消の為にも、またこういったいわゆる住宅弱者と呼ばれる方々への対応が必要になってくるでしょう。

ここでは、高齢の単身世帯に向けた対応を考えて行きます。

対応策

見回りサービス

見回りサービスといっても色々あります。

以前に参加した賃貸住宅フェアで興味深かったのは、新聞を始め、牛乳や乳酸菌飲料等の宅配サービスを利用して、入居者の異変に気付くというもの。

これらの費用はお家賃や共益費等に若干上乗せするか、大家のサービスとなるのでしょうが、空室に悩む大家にとっては一考の価値はあるのではないでしょうか。

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地域の手を借りる

まだ元気な入居者は嫌がるかも知れませんが、地域の民生委員さんや地域包括センターのケアマネージャーさんに、定期的な訪問をお願いできるか相談してみる方法もあります。

自治体によっては、定期的に食事の宅配サービス等を行っている所もあります(私の母も相談したのですが、近所に親族がいるからと断られました。基本的に高齢者の単身世帯向けのようです。)

私の母の話ですが、父が亡くなり単身で住んでいた際に、介護事業所からポケベル(首から下げるタイプ)を渡されて、何か異変があったらボタンを押して下さいと言われていました。

ボタンを押す事態にはならずに済みましたが、こういうベルがあると安心ですね。

機械やIOTを使う

スマホやカメラやセンサーでの安否確認することも出来ます。

他にも決まった日時にコールセンターから安否確認の電話を入れてもらうサービスや、電気の使用量で異変を察知して報告したり駆けつけたりするサービスもあります。

大手の警備会社も参入していたり、色々と開発が進んできたようで、ネットで検索すると沢山出てきます。

しかし、これらの方法だと監視されているようで嫌だと感じる方もいるようですし、それぞれの入居者に合った安否確認が必要かと思います。

一応、保険に入っておく

孤独死等あった場合に対応してくれる、大家向けの保険に入っておくと安心です。

1部屋数百円からと少額からありますし、現在入っている火災保険から特約を付けることで対応できるかもしれません。

このタイプの保険は入居者が入るのか、大家側が入るのかによって請求が変わってきますので、入る際によく確認して下さい。

入居者が保険費用を支払う場合ですと、大家側の負担がなく、経営上はメリットとなりますが、いざ保険金を請求する際に相続人でないと請求できない場合がありますので、支払われるまでに手間や時間が掛かってしまうようです。

まとめ

今後は人手不足が加速しますし、安否確認等の見守りも機械等に頼らざるを得ないと思われます。

高齢者の事故や孤独死を未然に防ぐのはなかなか大変ですが、出来れば人の手を介して異変に気づいていければいいですね。

何か良い方法がないか、各方面で模索が続いています。

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