こんにちは、主婦大家のたまべいです。
よく、お金持ちほどケチだと言われますが、一般的にお金持ちと思われる大家さんって、やはりケチな人が多いのでしょうか。
私は自身の親戚や以前の職業柄、色々な大家を見てきており、感じたことをお伝えしますね。
質素で地味な印象(外見)の方が多い
私が以前勤めていた、多摩地区にある某駅前不動産屋には地元の地主系大家さんや勤め人系大家さんとの取引がありましたが、服装などが派手な方はあまりおられませんでした。
外見からだと資産家には見えない方が多かったです。
勤め始めた当初、とても汚れた身なり(農作業中のようで泥のついた長靴を履いていました)のおじいさんが入店してきて驚きましたが、店長が丁寧に対応していて、後で聞いたら地元では結構有名な地主様でした。
あと、商店街にあるお店の店主も副業として、大家業をしているケースが多かったです。
あのカレー屋さんが!とかあのお風呂屋さんが!と意外でしたが、リスクヘッジも兼ねて不動産賃貸業をしているようです。
以前に私の娘が一人暮らしをした際の大家さんは近くの和菓子屋さんでした。
ちなみに私の母方の祖母は都内で乾物屋を営んでいましたが、当時は小さなテナントビルも持っていました(売却済み)。
昔、祖母からよく、「商人はお客様より良い服は着てはいけないよ」、「私(祖母)が見る限り、いい洋服着て買物に来る客は実はあまりお金を持っていないんだよ」と聞かされていて、今の時代とは若干の認識の違いはありますが、当時は子供心にそうなんだと思っていました。
恐らく外から見たら、その乾物屋は当時としてはごく普通のたたずまいで、あまり羽振りが良く見えなかったかもしれませんが、実は結構儲かっていたようですね。
私も年末の繁忙期(乾物屋は年末が超忙しいです)にお手伝いをして、お駄賃を貰って貯蓄していました。
祖母は身なりや食事は質素でしたが、女手一つで私の母を含む子供5人全員を大学や短大まで出していて、子供や孫には気前よくお年玉やお駄賃、お小遣いをくれました。
商売柄なのか、身なりや住宅、車等に世間体や見栄を気にする必要がないので、支出が抑えられ、貯蓄には好循環だったのかもしれません。
またこのタイプの大家さんはケチというよりは色々な意味での無駄を嫌う人が多いように思います。
飄々としていますが、世間の流行などには惑わされず、自身の考えをしっかり持っておられるのではないでしょうか。
そうでなければ誘惑の多いこの現代の資本主義社会の中で貯蓄なんて出来ませんね。
サラリーマンや公務員出身の大家さんもこのタイプが多いように感じます。
こちらの本は、父から勧められたもので、直接大家業とは関係ないのですが、現代の資産家について分析されています。
資産を築いていく本質が書かれているので、オススメです。
ケチでトラブルになる大家も
大家さんの中には、修繕費などの運営費をケチって不動産屋さんや入居者、店子さんらともめる人もいます。
以前と違い、昨今はエリアによっては借手の方がが強いですし、修繕などの運営費をケチったばかりに退去につながったり、不動産屋さんから嫌われてしまうと、入居付に影響があるかもしれません。
実際にアパートの外灯の修繕を大家さんが渋り、女性の入居者が退去してしまったことがありました。
質素ではない人も
私の父方の祖父母は下町で2階建ての家の1階を貸し出して、自分達は2階に住んでいました。
江戸っ子気質で宵越しの金は持たないタイプで、二人で海外旅行へ行ったり、祖母は日本舞踊や習字を習ったりと収益や貯蓄を使いきって他界しました。
祖父母の収入源は年金(祖父は元軍人で恩給あり)と1階のお家賃があったので、私が物心がついた時からなんとなく裕福なイメージでした。
これはこれで、誰にも迷惑を掛けていないですし、うらやましいですね。
こういうタイプの大家さんも少なからずおられるでしょう。
地主系大家さんでも2代目や3代目になると、派手な生活をしたり、仕事が続かず職を転々としたり、フリーターやニートになったりするケースがみられます。
私があれこれ言ったり心配することではなく、全く余計なお世話なのですが、たまに相続税が現金で払えなくて、所有する土地や物件を売らざるを得なくなるケースがあるようです。
まとめ
あくまで、東京近郊の大家さんや自身の親戚を基にした私の印象ですと、8割方の大家さんが外見からは大家業をしているとは分からない位、質素で堅実な生活を送っているように見受けられました。

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