こんにちは!先日、気になった物件があり資料を取り寄せ検討しましたが、ハザードマップに照らし合わせて、残念ながら今回は見送ることにした、たまべいです。
今でも引き続き投資向け不動産を探していて、資料を取り寄せるのですが、ハザードエリアで見送った物件もありました。
ハザードエリアに限らずですが、良心的な業者さんは告知してくれますが、しれっと何もないように紹介されることも多々あるので、自分で調べるしかありません。
まあ、私が「郊外・低価格・高利回り」を探しているから仕方ないのかもですが…。
よく言われている事ですが、地名というのは、その土地の由来や伝承を表していることが多く、過去にあった出来事や災害を知ることが出来ます。
先人の知恵ではないですが、過去にその土地の特性について、語り継がれていたという事実が重要です。
核家族化や地域コミュニティーが廃れて来つつある中、その地名の由来を語ってくれる人は少なくなってきて、古地図や書籍等で自分から調べないと分からなくなってきています。
専門の本も沢山出ていて、不動産投資だけでなく、実需のマイホーム取得の際に、読んでおくと役立ちます。
災害由来の地名が全国に沢山あるのですが、その中で、私が気になった地名を挙げていきます。(自宅や実家の近くだったり、意外なところがあったり!)
災害地名
イメージ地名
イメージ地名というのは「~が丘」「~台」「緑~」などの後付け地名の事です。
谷埋の盛土で造成地に多く、地滑り、陥没の可能性が高く、地震の際に揺れが大きいと言われています。
動物由来の地名
私が意外に感じたのはこの動物由来の地名です。
可愛いかったり親しみやすい印象があるからですが、後付された地名であることも多いようです。
例えば、「馬」→「ウマ」細長い谷の崩壊地形を表しています。
「鶴」→縁起がいいですが、河川沿いでは洪水を、山間部では地滑りや土石流を表しています。
「亀」→こちらも縁起がいいですが、亀の背のように浮く島だったり、多くの場合は「瓶」の形ような浸食地形を表しています。
「鯨」→激しく浸食された地形を表しています。
イメージ通りとしては
「蛇」・「竜」→土砂の流出を表しています。
「鬼」→鬼のように恐ろしい土砂災害を表しています。(鬼怒川も恐ろしいですね)
植物由来の地名
漠然とその植物がその土地のシンボルなのかな(もしくはかつては)と思いがちですが、後付地名も多いようです。
「梅」→「埋め」から来ており、かつて洪水や土砂災害によって運ばれた土砂で埋まった土地や埋立地を表しています。(大阪の梅田もかつては湿地帯だったとブラタモリでやっていました)。
「柳」→斜面や土手、浸食した川岸を表しています。
「菖蒲」→沢、田、沼等の低く平らな水田地を表しています。
「栗」→「えぐる」が訛って当てはめられたとされ、浸食地が多い。特に川沿いは注意。
「萩」→山間部では崩壊地名を、川沿いでは水や土砂が溜まりやすい場所と言われています。
その他
「氵・さんずい」が付く地名→「江」「瀬」「沼」「池」「沢」「波」「浅」「津」「深」等々、川沿い、海沿いでは水害が、山岳部では土砂災害に注意して調べて下さい(過去に遡って)。
「久保、窪」→水がたまりやすい場所、窪地を表しています。
「袋」→河川が蛇行した、袋状の地形で水が溜まりやすい場所、もしくはかつて遊水地だった場所を表しています。
まとめ
私の住んでいる東京でも、災害地名は沢山あります。
子どもの頃、多摩川が決壊したとか、杉並区に住んでいた友達の家が床下浸水したことも覚えています。
都市部ではかつての河川が暗渠になっていたり、地名も新たに後付け、上書きされているケースもあるので、その土地がもつ特性が分からなくなっている場所が多くなっています。
もちろん、その災害地名を持つ、町名全エリアを避ける必要はないと思います。
我が家はハザードエリアとの境目辺りにありますが、今の所は大きな被害は受けておらず、また、近所にイメージ地名である「~が丘」と名のついた新興住宅街がありますが、これまで大きな被害は無いようです(東日本大震災や大型台風等々)。
しかし、実際の土地形状のアップダウンには気を付けた方が良いでしょう。
というのは、当たり前ですが、水は高い所から低い所へと流れ、谷や窪に当たるエリアに溜まりやすいです。
かつては水が溜まりやすかった場所が、分かりづらくなっているということです。
昨今のゲリラ豪雨の際にも下水道が雨水を処理しきれなくて、あふれ出てきたケースもあります。
過去の災害を表す地名はまだまだ沢山あり、ここには載せきれないですが、地図やハザードマップと照らし合わせて、なおかつ注意して現地を調査することで、被害を食い止められればと思います。

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